舌鼓を打つ(読み)シタツヅミヲウツ

精選版 日本国語大辞典 「舌鼓を打つ」の意味・読み・例文・類語

したつづみ【舌鼓】 を=打(う)つ[=鳴(な)らす・=打(う)ち鳴(な)らす]

  1. 舌を鳴らして鼓のような音を出す。
    1. [初出の実例]「能はただ口の内にもありとしれ したつつみをやうちならすらん」(出典:俳諧・誹諧之連歌(飛梅千句)(1540)竹何五)
  2. うまいものを食べた時に舌を鳴らす。また、不愉快な思いをしたり不満を感じたりした時に、舌を鳴らす。舌打(したうち)をする。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「さりとは憎い奴と舌(シタ)つづみ討(ウツ)所ゑ帰りぬ」(出典浮世草子・新色五巻書(1698)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android