( 1 )口の中で立てる音を、古くこの語以外にも「くちつづみ(口鼓)」「したうち(舌打)」等と称した。「したうち」は「したつづみ」より古い語である。
( 2 )「したつづみ」も「はらつづみ(腹鼓)」も、遅くとも近世初期までには「したづつみ」「はらづつみ」という転訛形が現われたが、これらは、「うはづつみ(上包)」「こもづつみ(薦包)」等、連濁形「━づつみ(包)」からの類推によって生じたものと考えられる。
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