船木山二四号墳(読み)ふなきやまにじゆうよんごうふん

日本歴史地名大系 「船木山二四号墳」の解説

船木山二四号墳
ふなきやまにじゆうよんごうふん

[現在地名]糸貫町郡府

本巣町・糸貫町と岐阜市の境にある船木山周辺には、古墳時代前期から後期に及ぶ一〇〇基前後の小墳が分布している。そのうち南に細長く舌状に延びる支丘くわ山山頂に五基の古墳があり、当墳はそのなかの一である。墳丘は昭和四二年(一九六七)に豪雨のため東側が崩壊し、その際多くの遺物が出土した。墳丘の規模は明らかでないが直径二〇メートル以上、高さ二メートル前後の円墳である。墳室は竪穴式の土壙が長方形に掘られ、主体部は長さ七・五メートル、幅七〇センチの粘土槨で築かれ、割竹形木棺が配置されていたと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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