良悟松(読み)りようごまつ

日本歴史地名大系 「良悟松」の解説

良悟松
りようごまつ

秋吉台上の松並木で秋吉台八景の一。享保九年(一七二四)長門深川ふかわ(現長門市)大寧たいねい寺二九世無得良悟が青景あおかげ村の黒岩くろいわ(現秋芳町)より大田村の鳶ノ巣(現美東町)までの間、目印道標として、秋吉台上に植えさせたという二二二本の松で、大寧寺松ともいう。

嘉万かま・青景方面から代官所のあった大田へは、秋吉台を横断する以外に道はないが、カルスト地形特有の特殊地形が多いため、通い慣れた者でもときとして道に迷った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 黒岩 途次

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android