良悟松(読み)りようごまつ

日本歴史地名大系 「良悟松」の解説

良悟松
りようごまつ

秋吉台上の松並木で秋吉台八景の一。享保九年(一七二四)長門深川ふかわ(現長門市)大寧たいねい寺二九世無得良悟が青景あおかげ村の黒岩くろいわ(現秋芳町)より大田村の鳶ノ巣(現美東町)までの間、目印道標として、秋吉台上に植えさせたという二二二本の松で、大寧寺松ともいう。

嘉万かま・青景方面から代官所のあった大田へは、秋吉台を横断する以外に道はないが、カルスト地形特有の特殊地形が多いため、通い慣れた者でもときとして道に迷った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 黒岩 途次

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android