良手(読み)よいて

精選版 日本国語大辞典 「良手」の意味・読み・例文・類語

よい【良】 手(て)

  1. うまい方法。よい手段。
    1. [初出の実例]「義経ちゃくとよい手を出し」(出典:浄瑠璃・凱陣八島(1685頃)四)
  2. 自分にだけ都合のよいこと。自分勝手。
    1. [初出の実例]「よい手な事をいふまいと引ったくらんとすがり付」(出典:浄瑠璃・天神記(1714)二)
  3. いい加減なこと。でたらめ。
    1. [初出の実例]「乳母が不調法とはよい手な事おっしゃれなやいの」(出典:浄瑠璃・鑓の権三重帷子(1717)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「良手」の読み・字形・画数・意味

【良手】りようしゆ

上手。

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