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良渚鎮遺跡 りょうしょちんいせきLiang-zhu-zhen

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

良渚鎮遺跡
りょうしょちんいせき
Liang-zhu-zhen

中国浙江省杭県良渚鎮付近に分布する新石器時代の遺跡。良渚文化の標準遺跡。東は良渚鎮から西は黄泥かんに及び,縦横およそ 6kmの範囲にわたるが,特に良渚鎮北西の荀山周辺は遺物が豊富である。この付近は銭塘江の下流で,老和山,銭山漾,丘城,馬家浜などの諸遺跡から成る良渚鎮文化の中心となっている。良渚鎮遺跡からは数多くの黒陶の缶,壺,尊,き,豆,皿,盆,杯などが発見され,かつては竜山文化と同一視されていたが,解放後は,竜山文化と同時,あるいはやや遅い時期の別の文化としている。

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世界大百科事典 第2版の解説

りょうしょちんいせき【良渚鎮遺跡 Liáng zhǔ zhèn yí zhǐ】

中国,浙江省杭州市北西にある江南新石器文化後・末期の遺跡。1936年に調査され,良渚文化の名のもととなった。黒陶と磨製石器が共伴して出土した。良渚文化は青蓮崗文化に後続し,浙江省北部,江蘇省南部の太湖周辺や銭塘江下流域に分布する。墓葬は仰臥伸展の単身葬で,墓壙を掘らず上から土を覆っている。土器には鼎(てい)などの炊器用の夾砂紅陶,飲食器や盛器用の泥質灰陶,灰胎黒衣陶があるが,黒衣陶がこの文化を特徴づけている。

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