色種(読み)いろくさ

精選版 日本国語大辞典 「色種」の意味・読み・例文・類語

いろ‐くさ【色種・色草】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「いろぐさ」とも ) さまざまの種類。いろいろな色のもの。一説に、種々の草花。特に、秋の色とりどりの草。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「中宮の御前に、秋の花を植ゑさせ給へること、つねの年よりも、見どころ多く、いろくさをつくして」(出典:源氏物語(1001‐14頃)野分)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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