芋掘(読み)いもほり

精選版 日本国語大辞典 「芋掘」の意味・読み・例文・類語

いも‐ほり【芋掘】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 芋を掘ること。また、その人。
    1. [初出の実例]「これからして、はたけ、さえんなど心がけて、ひっこうでいもほりしてすぎうと云に斈圃とかくぞ」(出典:玉塵抄(1563)五)
  3. 田舎者をみくだし、または、みずから田舎者と卑下していう語。
    1. [初出の実例]「小紫どのを買ひたいと、思ひ思うて来て見ても、何にも知らぬ田舎の芋掘り」(出典:歌舞伎・霊験曾我籬(1809)七幕)
  4. いもほりぼうず(芋掘坊主)」の略。〔人倫訓蒙図彙(1690)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android