田舎者(読み)イナカモノ

デジタル大辞泉 「田舎者」の意味・読み・例文・類語

いなか‐もの〔ゐなか‐〕【田‐舎者】

1 田舎の人。田舎育ちの人。
2 不作法な人、やぼな人をののしっていう語。また、みずからをへりくだっていう語。
[補説]作品名別項。→田舎者
[類語]田舎っぺ・お上りさん・野人

いなかもの【田舎者】[戯曲]

《原題、〈イタリア〉I rusteghi》ゴルドーニによる戯曲。3幕の喜劇。1760年初演。ベネチア方言で書かれた作品。

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精選版 日本国語大辞典 「田舎者」の意味・読み・例文・類語

いなか‐ものゐなか‥【田舎者】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 田舎の人。田舎育ちの人。田舎から出てきた人。いなかびと。いなかうど。田夫。いなかもん。
    1. [初出の実例]「此の解状は田舎ものの草にあらず」(出典:十訓抄(1252)一〇)
  3. ② 粗野で教養のない人をあざけっていう語。田夫野人。または、自分自身をへりくだっていう語。いなかもん。
    1. [初出の実例]「田舎者(イナカモノ)でござい、冷物でござい〈略〉或はお静かに、お寛(ゆる)りなどいふたぐひ、則礼なり」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)前)

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世界大百科事典(旧版)内の田舎者の言及

【江戸っ子】より

…そのため江戸には,田舎生れが大勢生活するようになった。しかもこれら〈田舎者〉が,江戸者ぶりをひけらかすことに対して,江戸生れどうしの強烈な〈みうち〉意識が芽生え,やがてこの面からも江戸っ子意識の成立が促されたといえよう。1787年の洒落本《通言総籬(つうげんそうまがき)》に,〈金の魚虎(しやちほこ)をにらんで,水道の水を産湯に浴て,御膝元に生れ出ては,拝搗(おがみづき)の米を喰て,乳母日傘にて長(ひととなり)(中略),本町の角屋敷をなげて大門を打は,人の心の花にぞありける。…

※「田舎者」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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