芝川又右衛門(読み)シバカワ マタエモン

20世紀日本人名事典 「芝川又右衛門」の解説

芝川 又右衛門
シバカワ マタエモン

江戸時代末期〜昭和期の実業家



生年
嘉永6年10月7日(1853年)

没年
昭和13(1938)年6月9日

出生地
摂津国西成郡伏見町(大阪府)

経歴
生家は両替商、外国雑貨貿易商。明治5年大阪中之島で第一商社を設立、貿易、為替業を行ったが失敗し、9年解散。この間8年家督を継ぎ、13年ランプ商平栄種吉がランプ口金の製造に成功すると、共同出資して株式会社三平舎を設立、販売を一手に引き受け輸出するまでに至った。ついで住友との共同出資により日本蒔絵会社を創設、紙製漆器業を始め、のち芝川漆器会社と改称した。蔵書家として知られ、漢詩和歌俳句、また茶道をよくした。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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