芝愛宕町一丁目
しばあたごちよういつちようめ
[現在地名]港区愛宕一―二丁目
明治五年(一八七二)に起立した町で、愛宕下通沿い、鎧小路の南、青龍寺の北にあたり、町の東側には桜川が流れる。当所は江戸期を通して愛宕社・円福寺・真福寺(現真言宗智山派)・青松寺(現曹洞宗)などの寺社地と武家地であった。青松寺は慶長五年(一六〇〇)、愛宕社は同八年より当地にあり、円福寺は同社の別当寺。真福寺は天正一九年(一五九一)照海が鉄砲洲(現中央区)に開いた草庵から始まり、同一〇年当地に社地を与えられて堂宇を建立。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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