芥見庄(読み)あくたみのしよう

日本歴史地名大系 「芥見庄」の解説

芥見庄
あくたみのしよう

鎌倉期からみえる庄園で、現岐阜市の芥見付近一帯に比定される。承元二年(一二〇八)一一月日の承信譲状(曼殊院文書)にみえる「美濃国芥児庄領家職事在故七宮御書」は当庄と考えられ、権大僧都承信が大納言僧都に譲り渡す相伝所領の一つであった。近江延暦寺系統の所領であったことがわかる。「吾妻鏡」寛元三年(一二四五)五月七日条に「懸物年紀」について芥見庄を山田やまだ(現関市)に付すとあるが、詳細は不明。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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