芥見庄(読み)あくたみのしよう

日本歴史地名大系 「芥見庄」の解説

芥見庄
あくたみのしよう

鎌倉期からみえる庄園で、現岐阜市の芥見付近一帯に比定される。承元二年(一二〇八)一一月日の承信譲状(曼殊院文書)にみえる「美濃国芥児庄領家職事在故七宮御書」は当庄と考えられ、権大僧都承信が大納言僧都に譲り渡す相伝所領の一つであった。近江延暦寺系統の所領であったことがわかる。「吾妻鏡」寛元三年(一二四五)五月七日条に「懸物年紀」について芥見庄を山田やまだ(現関市)に付すとあるが、詳細は不明。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android