岩滝郷(読み)いわたきごう

日本歴史地名大系 「岩滝郷」の解説

岩滝郷
いわたきごう

鎌倉期以降にみられる郷名。近江延暦寺系の庄園である芥見あくたみ庄内の一郷であった。「尊卑分脈」に載せる美濃源氏重宗流の一人で、承久の乱に際しては京方武将として活躍した小島三郎重茂の傍注に「岩滝郷本主」とある。重宗流美濃源氏は、方県かたがた郡の国衙領を基礎に周辺地域に拡大したという歴史的背景があり、また芥見庄内岩滝郷などと表記されて芥見庄内では独自の地位を保持し、最後まで郷表示を崩さなかったこともあって、元来は美濃国衙領系譜を引くものであったとの推定も成立つ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む