芭蕉忌(読み)バショウキ

デジタル大辞泉 「芭蕉忌」の意味・読み・例文・類語

ばしょう‐き〔バセウ‐〕【××蕉忌】

松尾芭蕉忌日。陰暦10月12日。時雨忌しぐれき翁忌おきなき桃青忌とうせいき 冬》「―や遥かな顔が吾を目守る/草田男

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精選版 日本国語大辞典 「芭蕉忌」の意味・読み・例文・類語

ばしょう‐きバセウ‥【芭蕉忌】

  1. 〘 名詞 〙 陰暦一〇月一二日、俳人松尾芭蕉の忌日。芭蕉は元祿七年(一六九四)一〇月一二日、旅の途次大坂で亡くなり、その忌日は元祿七年の初願忌、同八年の小祥忌以後、年々各地において修せられるようになった。時雨忌桃青(とうせい)忌。芭蕉の日。芭蕉会。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「芭蕉忌にあわで花野の恨哉〈桃妖〉」(出典:俳諧・秋の水(1745)上)

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