花崗岩系(読み)かこうがんけい

最新 地学事典 「花崗岩系」の解説

かこうがんけい
花崗岩系

granite series

花崗岩の生成を造山運動の一環としてとらえ,造山帯の時間的・空間的発展に応じて進行する一連の深成作用の結果として統一したH.H.Read(1949)の概念。N.L.Bowen(1948)の火成論に対立する学説。花崗岩の形成は造山帯深部でミグマタイトの形成をもって始まり,花崗閃緑岩質の原地性花崗岩(autochthonous granite)ができる。これは不規則なバソリスをなし,変動時花崗岩と呼ばれるもの。この過程が進行すると一部流動化し,変成岩中に局部的には貫入性を示す準原地性花崗岩(paraautochthonous granite)となる。次に,花崗岩化された中心部は周囲の変成岩とともに機械的に流動して貫入性花崗岩(intrusive granite)が形成。ここから絞り出された花崗岩質液体はついに地殻浅所に上昇し,岩株・岩脈・ラコリスなどのプルトンになる。最後の段階のものがフランス学派のmassif circonscritやA.F.Buddington(1958)のエピ帯プルトンに相当し,変動末期~変動後花崗岩と呼ばれる。石英モンゾナイト~花崗岩が多い。参考文献:H.H.Read(1949) Quart. J. Geol. Soc., Vol. 105

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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