花輪館跡(読み)はなわたてあと

日本歴史地名大系 「花輪館跡」の解説

花輪館跡
はなわたてあと

[現在地名]鹿角市花輪

現花輪町東部、西流する福士ふくし川下流域左岸の比高およそ四〇メートルの台地突端部に位置。

近世の館は中世おお館の一角を利用したもので、御館・北館・南館からなる連郭館であるが、「邦内郷村志」では「粂子館・樋口館・南館・北館」などの名称を用いている。桜山さくらやま公園などの造成のため多少破壊されたが、郭状平坦面と帯郭および空堀跡・御館跡西側に高さ四・五メートルの土塁が認められる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android