帯郭(読み)おびぐるわ

精選版 日本国語大辞典 「帯郭」の意味・読み・例文・類語

おび‐ぐるわ【帯郭】

〘名〙
① 帯のように細長く囲った部分。また、その囲い
玉露叢(1674)元和元年五月七日「速水甲斐守父子、拙者父子、山里の帯曲輪の〈二間に五間〉人に取籠め罷在り候」
② 城の本丸と、二の丸、三の丸等の間を互いに交通できるように設けた曲輪。腰曲輪。
北越軍談(1698)始末巻「上条民部少輔義春従者を帯郭へ走らしめて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「帯郭」の読み・字形・画数・意味

【帯郭】たいかく

城外

字通「帯」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android