花陰(読み)ハナカゲ

精選版 日本国語大辞典 「花陰」の意味・読み・例文・類語

か‐いんクヮ‥【花陰・華陰】

  1. 〘 名詞 〙 花のかげ。花の咲く木の下。
    1. [初出の実例]「不識何人行道記、蛟龍欠落臥花陰」(出典:蕉堅藁(1403)氷青山廃寺)
    2. [その他の文献]〔李白‐送楊燕之東魯詩〕

はな‐かげ【花陰】

  1. 〘 名詞 〙 咲いた花の陰になっている部分。花の咲いた木の下かげ。
    1. [初出の実例]「春くれば木がくれおほきゆふづく夜おぼつかなくも花かけにして〈よみ人しらず〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)春中・六二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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