芳香族化反応(読み)ほうこうぞくかはんのう(その他表記)aromatization reaction

改訂新版 世界大百科事典 「芳香族化反応」の意味・わかりやすい解説

芳香族化反応 (ほうこうぞくかはんのう)
aromatization reaction

芳香族炭化水素を合成する反応。芳香族炭化水素は石油ナフサ留分を原料としてつくられているが,その方法は2種類に大別される。第1はナフサの接触改質反応であって,ナフサ中に含まれるパラフィン系炭化水素アルカン)が脱水素環化してシクロヘキサン類となり,これがさらに脱水素して芳香族炭化水素が生成する。たとえば,n-ペンタンC7H16からメチルシクロヘキサントルエンをつくる反応はこの例である。

この芳香族化反応は,白金を酸性アルミナに担持した触媒を用いて,約500℃,圧力10~35気圧の条件下で行われる。第2の方法はナフサの高温熱分解反応であって,生成したオレフィンアルケン)の一部がジオレフィンと反応して芳香族に変化する。たとえば,プロピレンと1,3-ブタジエンが結合してメチルシクロヘキセンとなり,脱水素するとトルエンを生ずる。


執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

新暦の 4月後半から 5月の,梅雨前に日本列島が大きな移動性高気圧に覆われたときの晴天。発現期間は短い。もともとは旧暦 5月が梅雨にあたることから,梅雨の晴れ間の意味で,梅雨晴れ(つゆばれ)とも呼ばれ...

五月晴れの用語解説を読む