最新 地学事典 「苗場火山」の解説
なえばかざん
苗場火山
Naeba volcano
新潟・長野県境に位置する成層火山(2,145m)。約80万~30万年前のK-Ar年代が報告されている。基盤は石英閃緑岩類および新第三紀層火山岩。頂上部(2~3km×4km)および北部の小松原(2~3km×7km)と高野山(3km×5km)に溶岩流の平坦面が発達。溶岩流は火砕流堆積物を挟んだり,泥流-火砕流堆積物を覆ったりする。山頂部には西に開く馬蹄形の侵食カルデラがあり,硫化変質を被った岩石が露出。大部分の溶岩はカルクアルカリ岩系の複輝石安山岩で一部に溶融石英やかんらん石を含む。
執筆者:茅原 一也・長谷中 利昭・竹下 欣宏
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

