苛法(読み)かほう

精選版 日本国語大辞典 「苛法」の意味・読み・例文・類語

か‐ほう ‥ハフ【苛法】

〘名〙
① むごい法令。きびしすぎる掟。⇔寛法
※本朝文粋(1060頃)二・応停止勅旨開田并諸院宮買取田地舎宅等事「加之新立庄家、多施苛法、課責尤繁、威脅難耐」
史記抄(1477)一九「あまりに苛法を行たほどに、二世にして亡たぞ」 〔史記‐淮陰侯伝〕
② きびしいこと。容赦ないこと。
※宇治拾遺(1221頃)四「所司舎人をあまたつけて、かはうをして催しければ参りにける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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