デジタル大辞泉 「苛波」の意味・読み・例文・類語 いら‐なみ【▽苛波】 いらだっているようにせわしなく小刻みに立つ波。「海水が東へ東へと落ちつきなく―を立て立て流れて」〈志賀・暗夜行路〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「苛波」の意味・読み・例文・類語 いら‐なみ【苛波】 〘 名詞 〙 せかせかといらだっているように見える波。波頭がしきりに白く泡だっている波。[初出の実例]「海水が東へ東へと、落ちつきなく苛波を立て立て流れて居る事などが、一寸不思議に思へた」(出典:暗夜行路(1921‐37)〈志賀直哉〉二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例