若市村(読み)わかいちむら

日本歴史地名大系 「若市村」の解説

若市村
わかいちむら

[現在地名]杷木町若市

久喜宮くぐみや村の北、筑後川中流右岸の山地に位置し、南部の平野部を日田街道が通る。小早川時代の指出前之帳では若市村の田二〇町二反余(分米二六六石余)・畑二四町二反余(分大豆一五四石余)。慶長七年(一六〇二)の検地高六七三石余、うち大豆二九八石余(慶長石高帳)。元禄五年(一六九二)には高六九八石余・反別五四町七反余、家数七七・寺一・社一、人数四二四(田圃志)。石高書上帳案の郡帳高も同じ。日田街道の宿久喜宮町のうちふる町・なか町・かみ町・しん町の北側は当村に属している(地理全誌)。寛政六年(一七九四)の家数八六・人数四八六、馬三三・牛五(「郷村帳写」井手家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android