日本歴史地名大系 「若林新弓ノ町」の解説 若林新弓ノ町わかばやししんゆみのまち 宮城県:仙台市仙台城下若林新弓ノ町[現在地名]仙台市新弓ノ町通町南材木(みなみざいもく)町の南端の東裏にある足軽町。北は八軒(はつけん)小路、北西は南石切(みなみいしきり)町。「源貞氏耳袋」(東北大学図書館蔵)に「延宝六年布施和泉様御奉行職御勤仕被成置候砌、百貫文御加増被遊候を御返上仕、願之上、若林新弓町御弓組三十四人新ニ御作立ニ相成候」とあり、延宝六年(一六七八)に成立したものと思われる。元禄城下絵図では足軽屋敷となっており、町東端部の南裏側に長方形の的場が確認される。町鎮座の八幡神社は、享保二年(一七一七)に山城石清水(いわしみず)八幡宮の分霊を勧請したと伝え、弓組一統の氏神とされた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by