苦しがる(読み)くるしがる

精選版 日本国語大辞典 「苦しがる」の意味・読み・例文・類語

くるし‐が・る【苦がる】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 ( 形容詞「くるしい」の語幹接尾語「がる」の付いたもの )
  2. 体や心などがひどく苦しいことを言動にあらわす。
    1. [初出の実例]「いといたくくるしがりたるさまして居給へり」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
  3. どう処理していいかわからないで、困っていることを言動にあらわす。
    1. [初出の実例]「いとくるしがれば、許し給ひても、又、ひきとどめ給ひつつ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)
  4. 気の毒に思っている気持を言動にあらわす。
    1. [初出の実例]「『あな、いとほし。〈略〉』とくるしがり給ふ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)行幸)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む