苦水(読み)ニガミズ

デジタル大辞泉 「苦水」の意味・読み・例文・類語

にが‐みず〔‐みづ〕【苦水】

にがい水。転じて、にがい思い。苦汁くじゅう。「苦水を飲まされる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「苦水」の意味・読み・例文・類語

にが‐みず‥みづ【苦水】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 硫化物の混入した毒水
    1. [初出の実例]「時々水満ち、南より溢れ流れて白川に入れば、衆(もろもろ)の魚酔ひて死ぬ。土人(くにひと)、苦水と号(なづ)く」(出典:肥後風土記逸文(釈日本紀所載)(1274‐1301))
  3. 苦い経験。苦汁(くじゅう)
    1. [初出の実例]「さんざん人に苦水飲ましときながら」(出典:卍(1928‐30)〈谷崎潤一郎〉一三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android