最新 地学事典 「苦礬石榴石」の解説
くばんざくろいし
苦礬石榴石
pyrope
化学組成Mg3Al2(SiO4)3の鉱物。パイロープとも。ざくろ石上族ざくろ石族。主に鉄ばんざくろ石と固溶体を形成。立方晶系,空間群Ia3d,格子定数a1.1459nm,単位格子中8分子含む。粒状,塊状など。ガラス光沢。劈開なし。硬度7〜7.5。比重3.65〜3.82。ピンク,赤,紫赤,赤橙,暗赤色,条痕白色。鉄ばんざくろ石とほぼ中間組成の薔薇色〜紫赤色をしたものはロードライトと呼ばれる。等方性,屈折率n 1.74〜1.77。高圧条件下で生成された苦鉄質岩起原の変成岩,エクロジャイト・キンバーライトなどの成分鉱物として産出。命名はギリシア語で「火のような」を意味する。
執筆者:加藤 昭・端山 好和・松原 聰
参照項目:石榴石上族
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

