苫前炭田(読み)とままえたんでん

日本歴史地名大系 「苫前炭田」の解説

苫前炭田
とままえたんでん

天塩山地西側の苫前郡にある炭田。昭和四五年(一九七〇)閉山。北は初山別しよさんべつ村域の初山別川中流から南は苫前町古丹別こたんべつ川支流チェポツナイ川上流に至る南北約二五キロ・東西約一〇キロの範囲で、北東部の築別ちくべつ炭田と南西部の羽幌はぼろ炭田に区分される。主要炭層は古第三紀羽幌層と新第三紀築別層の基底部に挟まれ、羽幌層のものが採炭の対象とされた。炭質は非粘結性亜瀝青炭が主で、灰分が比較的少なく、暖房用に適する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android