苾蒭(読み)ヒッシュ

デジタル大辞泉 「苾蒭」の意味・読み・例文・類語

ひっしゅ【××蒭/××芻】

《〈梵〉bhikṣuの音写比丘びく僧侶

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「苾蒭」の意味・読み・例文・類語

びっしゅ【苾蒭】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ひっしゅ」とも ) =びく(比丘)
    1. [初出の実例]「日本国学法弟子苾蒭空海撰文」(出典:性霊集‐二(835頃)大唐青龍寺故三朝国師碑)
    2. [その他の文献]〔慧琳音義‐二七〕

びっすう【苾蒭】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ひっすう」とも ) =びく(比丘)
    1. [初出の実例]「彼唐家の清涼一山苾蒭(ヒッスウ)猶武宗の官兵を返す」(出典:平松家本平家(13C前)四)

ひしゅ【苾蒭】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「びしゅ」とも ) =びく(比丘)
    1. [初出の実例]「かの唐家清涼一山のひしゅ、猶ぶそうの官兵をかへす」(出典:中院本平家(13C前)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android