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比丘 びく

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

比丘
びく

パーリ語で bhikkhu,サンスクリット語で bhikṣuの音写。仏教に帰依して,具足戒を受けた成人男子の称。修行僧。 (→四衆 )

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デジタル大辞泉の解説

びく【丘】

《〈梵〉bhikṣuの音写》出家得度して具足戒(ぐそくかい)を受けた男子。修行僧。乞士(こっし)。

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百科事典マイペディアの解説

比丘【びく】

サンスクリットのビクシュニーの音写,乞食(こつじき)するものの意。乞士・破煩悩(ぼんのう)などとも訳。出家して具足戒を受けた男子。これに対して女子を比丘尼といい,尼・尼僧と通称。

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世界大百科事典 第2版の解説

びく【比丘】

サンスクリットのbhikṣu,パーリ語のbhikkuの音訳。〈苾蒭〉とも書く。乞士(こつし),除士,破煩悩と訳される。仏教に帰依して出家入道した男子で,女子は比丘尼である。沙門(しやもん),桑門というのもおなじで,沙弥(しやみ),沙弥尼が20歳に達して具足戒を受ければ比丘,比丘尼となる。比丘となれば乞食(こつじき)して仏道修行するので,乞食する(bhikṣ)者の意で比丘と呼ばれるのである。その生活は,在家を出て髪をそり,三衣一鉢のほかいっさいの所有を捨て,食は托鉢により,衣は捨てられた布を拾った糞掃衣(ふんぞうえ)を着る。

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大辞林 第三版の解説

びく【比丘】

出家して、定められた戒を受け、正式な僧となった男子。僧。苾蒭びつしゆ・ひつすう
誤って、比丘尼をいう。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

比丘
びく

仏教における男性の出家修行者。女性は比丘尼(びくに)。仏教僧。パーリ語のビックbhikkhuの音写。サンスクリット語ではビクシュbhikuという。もとは、「食を乞う者」の意。インドで紀元前約6世紀ごろから、出家して托鉢(たくはつ)する修行者が現れ、釈迦(しゃか)もその一人であった。仏教教団の成立とともに、比丘はそのもっとも重要な成員として、信徒の指導と教団の維持を果たす。出家して綿密な戒(具足(ぐそく)戒とよばれる)を受け、それを保ち続け、仏道修行に専念して、無一物であるために、午前のみの食事などは在家信者の布施(ふせ)によったところから、この名がある。[三枝充悳]

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世界大百科事典内の比丘の言及

【サンガ】より

…【山崎 元一】 スリランカ系の上座部仏教が広まった東南アジアでは,もっぱら出家者教団のみをサンガと呼び,在家者はこれに含めないのが普通である。パーリ律227戒を守るビク(比丘)と,20歳未満で10戒のみを守るサーマネーラ(沙弥)をその成員とする。サンガは,ただ1人の首長(サンガラージャ)によって統轄される全国規模の統一組織である場合(タイ),複数の自立的出家教団(ニカーヤ)が並列的に存在し,それらを統一する上部機構としてのサンガ組織を欠く場合(現在のスリランカ,ミャンマーなど)など,その存在形態は一様でない。…

【出家】より

…仏門に入って僧尼となることである。仏教徒の集団を構成する七衆のうち在家の優婆塞(うばそく)・優婆夷(うばい)を除く,比丘(びく),比丘尼,式叉摩那(しきしやまな),沙弥(しやみ),沙弥尼の五衆は出家のなかに入る。鬚髪(しゆはつ)を剃り,墨染など壊色(えしき)に染めた衣をまとう状態になるので剃髪染衣(ていはつぜんえ)といい,とくに王侯貴族の出家は落飾(らくしよく)という。…

【僧】より

…サンガは元来,集団,共同体の意味で,修行者の集り,教団を指すが,中国では転じて個々の修行者を僧とよぶにいたった(その複数形をあらわす僧侶もまた,日本では個人を指す語に転化した)。
[インド]
 教団の構成員は出家修行者たる比丘(びく),比丘尼(びくに)と在家信者たる優婆塞(うばそく),優婆夷(うばい)の4種で,合わせて四衆とよぶ。また,修行者のうち未成年者を沙弥(しやみ),沙弥尼といい,女性で入団1年未満のものを式叉摩那(しきしやまな)とよび,これらを別出して七衆ともいう。…

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