茗荷の子(読み)ミョウガノコ

デジタル大辞泉 「茗荷の子」の意味・読み・例文・類語

茗荷みょうが

ミョウガ花穂のこと。香りがよく、薬味などにする。 夏》
1が、出るそばから取られることから》ばくちに負けることをいうしゃれ。「出ては取られる茗荷の子

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「茗荷の子」の意味・読み・例文・類語

みょうが【茗荷】 の 子(こ)

  1. 茗荷の花穂の俗称。鱗状の葉が包んでいる。料理のつま・吸物の実・薬味などの食用にする。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「白米一斗、蘘荷の子・はじかみ一つと、送給候畢んぬ」(出典:日蓮遺文‐治部房御返事(1281))
  2. ( 芽が出ると取られるところから ) 博打(ばくち)に負けること。
    1. [初出の実例]「こんどは胴を泣さうと、張れば張る程めうがの子」(出典:浄瑠璃・歌枕棣棠花合戦(1746)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む