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薬味 やくみ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

薬味
やくみ

調味料の一種。料理に添えることで味を引立て食欲を増進させる。日本料理の場合は見た目の美しさを強調する場合も多い。西洋料理で使われるおもなものに胡椒,クローブレモンミントシナモンなどがある。

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デジタル大辞泉の解説

やく‐み【薬味】

料理に添えて用い、味を引き立て食欲をそそる香辛料や香辛野菜。山椒唐辛子わさびねぎなど。
薬の種類。薬品。
「今この―は求むることがならぬ」〈続狂言記・膏薬煉〉

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百科事典マイペディアの解説

薬味【やくみ】

日本料理に用いる香辛料。ふつうでき上がった料理にそえるか,あえるのに用い,香味をそえ味覚を刺激する。材料はすべて植物性で,生鮮品と乾燥品があり,併用する場合もある。
→関連項目香辛料

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世界大百科事典 第2版の解説

やくみ【薬味】

日本料理に用いる香味料。加薬(かやく)ともいう。できあがった料理に加えて風味を増し,食欲を進めるために用いる。材料はすべて植物性で,生鮮品と乾燥品とがあり,併用することも多い。ショウガワサビ,からし,サンショウコショウ,ユズ,ネギ,アサツキミツバミョウガ,タデ,シソ,セリ,ウド,ダイコンおろし,ノリ,七味唐辛子などが多用される。汁物に浮かせるユズなどはふつう吸口(すいくち)と呼ぶが,古くは〈こうとう(鴨頭,香頭)〉と呼ばれた。

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大辞林 第三版の解説

やくみ【薬味】

風味を増し、食欲を刺激するために添える野菜や香辛料。ねぎ・わさび・しょうが・唐辛子とうがらしなど。
薬の原料。薬の種類。 「この上は-を明かして、すひ合せて見ようか/狂言記・膏薬煉」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

薬味
やくみ

主として日本に産する植物のなかで、香り、辛味、ほろ苦味の強い葉、若芽、つぼみ、種子、果実、根茎から得られ、少量で料理の風味を引き立て、食欲増進、消化吸収に役だつものをいう。日本料理に使われている薬味は、いわゆる和風香辛料で、アサの実、サンショウの実や若芽、ショウガ、シソの実や葉、セリ、タデ、陳皮(ちんぴ)、トウガラシ、ニラ、ネギ、フキノトウ、ボウフウ、ミツバ、ミョウガ、ユズ、ワサビ、ワケギ、アサツキ、カボス、スダチ、ダイコン、七味唐辛子などがあり、しょうゆ、みそ、酢、みりんなどの調味料にもよくあうものが多い。「薬味」ということばが最初に使われたのは、中国の宋(そう)代ではないかといわれている。大根をそばに付け合わせて食することが宋末元(げん)初の随筆『癸辛雑識(きしんざっしき)』に書かれており、また日本でも1686年(貞享3)に出た『諸芸小鑑(しょげいこかがみ)』のなかに、「麺(めん)類を食べて中毒にかからぬよう大根を食べよ」とある。すなわち食べすぎによる腹痛(中毒)を防ぐ薬の役目を果たすものが大根であって、このころから薬味ということばが使われ始めたともいわれている。薬味はまた、役にたつ味という意味で役味とよばれたこともあったようである。古来、薬草として使われていたものは、苦味や辛味、香りが強く、それだけを食物として大量に食べることができないものであり、しかも調理には不要な根、皮、葉、茎、へた、種子、花などを用いたものが多い。漢方医の薬味だんすに収められていた漢方処方の成分と同じものであったことから、薬味とよばれるようになったとの説もある。[齋藤 浩]

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