茶にする(読み)チャニスル

デジタル大辞泉 「茶にする」の意味・読み・例文・類語

ちゃに◦する

ばかにする。ひやかす。軽くみる。
「蔭では…散々に―◦して居て」〈露伴五重塔

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「茶にする」の意味・読み・例文・類語

ちゃ【茶】 に=する[=なす]

  1. ひと休みして茶を飲む。休憩する。
  2. ちゃかす。まじめにとりあわない。馬鹿にする。軽く見る。
    1. [初出の実例]「此大王を茶にしおるとは、言語道断にっくき奴」(出典:談義本・根無草(1763‐69)後)
  3. 人を利用してあとは打ち捨てて放っておく。
  4. 茶道作法にかなったものにする。簡素でしゃれた風にする。
    1. [初出の実例]「万事茶にした家造りも有徳の人の若隠居」(出典:滑稽本・七偏人(1857‐63)初上)

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