茶堂遺跡(読み)ちやどういせき

日本歴史地名大系 「茶堂遺跡」の解説

茶堂遺跡
ちやどういせき

[現在地名]一本松町中ノ川 茶堂

深浦ふかうら港に流れ込む赤木あかぎ川をさかのぼり中川なかのかわトンネルを出た所にあり、川の北岸の茶堂(標高約五〇メートル)のほぼ平坦化した所に位置する。この遺跡から縄文前期の刺突ないし爪形、またはミミズばれ状の文様をもつ土器片が、大分県姫島ひめじま黒曜石と同種片を伴って出土している。

この付近にも小遺跡の踊駄馬おどりだばがあって、縄文後―晩期の土器片や剥片の出土が伝えられ、当町中央よりやや北寄りの広見ひろみの縄文文化とともに、高知県宿毛すくも御荘みしよう平城ひらじよう両貝塚との文化交流を察せしめる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む