茶比べ(読み)チャクラベ

デジタル大辞泉 「茶比べ」の意味・読み・例文・類語

ちゃ‐くらべ【茶比べ/茶較べ】

茶を飲みくらべて銘柄を当てたり、その優劣を批評したりすること。
「山一つあなたへ―に参るが」〈虎寛狂・止動方角

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「茶比べ」の意味・読み・例文・類語

ちゃ‐くらべ【茶比・茶競】

  1. 〘 名詞 〙 茶の品質の優劣・銘柄などを飲みくらべて、あてること。賭(かけ)なども行なわれていた。
    1. [初出の実例]「某(それがし)も今日は山一つあなたへ茶くらべに行が、折節茶の詰たがないに依て」(出典:虎寛本狂言・止動方角(室町末‐近世初))

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