草とべら科(読み)くさとべらか

精選版 日本国語大辞典 「草とべら科」の意味・読み・例文・類語

くさとべら‐か‥クヮ【草か科】

  1. 〘 名詞 〙 双子葉植物の科名。一四属三〇〇余種あり、大多数がオーストラリア南西部に、残りはチリに生育する低木および草本。葉は輪生または互生し、まれに対生。托葉はない。花は両性放射相称葉腋(ようえき)に単生するか集散または総状花序をなす。萼(がく)は五個、花冠は五裂。五個の雄しべは時に基部が合着する。二個の心皮からなる子房下位または上位で一または二室。各室に一または二、時に多数の卵子がある。花柱には花粉盃と呼ばれる特殊な仕組みがある。日本ではクサトベラが種子島以南に生える。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android