日本歴史地名大系 「草ヶ部村」の解説 草ヶ部村くさかべむら 岡山県:岡山市旧上道郡地区草ヶ部村[現在地名]岡山市草ヶ部沼(ぬま)村の北、小廻(こめぐり)山東麓に位置する集落で、東辺を砂(すな)川が南流する。古代日下(くさかべ)郷(和名抄)、中世草壁(くさかべ)郷の遺称地。慶長三年(一五九八)に「上東郡草部村」六九石余が吉備津彦神社社家の大森藤左衛門尉に宛行われている(「宇喜多秀家黒印状」吉備津彦神社文書)。寛永備前国絵図では高九二六石余、正保郷帳では枝村に法太井村を載せる。「備前記」によると山寄りの集落で、「備陽記」では田畠六六町二反余、家数七五・人数四〇〇、池七。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by