草川村(読み)くさかわむら

日本歴史地名大系 「草川村」の解説

草川村
くさかわむら

[現在地名]桜井市大字草川

大豆越まめこし村の南方かみツ道の街村。西大寺田園目録に「城上郡十七条二里卅坪一段 字クサカハ」とある。嘉禎二年(一二三六)一〇月の草部貞弘田畠売券(東大寺文書)に「城上郡北郷十五条三里四坪之内(中略)草部貞弘年来領掌之私領也(後略)」と記している。草部くさかべは草香部の二字化であり、当村北方現天理市には草壁くさかべ塚がある。

寛政二年(一七九〇)の御領下桜井組御検地帳控によると、文禄検地帳和州式上郡草川村御検地帳にみえる村高は一六三・三九石(荒高二・〇二二石)検地奉行は小堀新助(政一)とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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