草越村(読み)くさごえむら

日本歴史地名大系 「草越村」の解説

草越村
くさごえむら

[現在地名]御代田町草越

浅間山南麓の追分原おいわけはら川渓谷の間に位置し、東北は追分茂沢もざわ(ともに現軽井沢町)、西は広戸ひろと、南は湯川を隔てて久能くのうに接する。

文禄四年(一五九五)の御郡中永楽高辻(大井文書)に「拾九貫九百五拾文 草越村」とあるのが初見。近世初期は小諸領から禰津氏領を経て、元禄一四年(一七〇一)以後幕府領となるが、寛永一七年(一六四〇)一〇月の小諸領高〆之帳(小山佐一氏蔵)には再び小諸領として「高拾石四斗 草越村」と記され、この石高内訳は「田方二石六斗四升 一薪木山茂沢山ニ而切申候」「畑方七石七斗六升 一草苅場所ニ御座候」とある寒村である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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