荒倉山(読み)あらくらやま

日本歴史地名大系 「荒倉山」の解説

荒倉山
あらくらやま

現戸隠村栃原とちはら西方、現鬼無里きなさ村境に連なる全長七キロ、幅三キロの荒倉山塊をいう。大部分は凝灰角礫岩からなり、主峰は砂鉢すなばち(一四三一・六メートル)で、南端新倉あらくら(一二五二・四メートル)がある。砂鉢山は一名天竜てんりゆう山といい、頂上は窪んであたかも鉢のようである。中央に小祠があって弁才天を祀り、土地の人は旱魃に耐えられない時、頂に登って雨を祈ると必ず験があるということから天竜山と称すという(長野県町村誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android