荒倉山
あらくらやま
現戸隠村栃原の西方、現鬼無里村境に連なる全長七キロ、幅三キロの荒倉山塊をいう。大部分は凝灰角礫岩からなり、主峰は砂鉢山(一四三一・六メートル)で、南端に新倉山(一二五二・四メートル)がある。砂鉢山は一名天竜山といい、頂上は窪んであたかも鉢のようである。中央に小祠があって弁才天を祀り、土地の人は旱魃に耐えられない時、頂に登って雨を祈ると必ず験があるということから天竜山と称すという(長野県町村誌)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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