荒屋II遺跡(読み)あらやIIいせき

日本歴史地名大系 「荒屋II遺跡」の解説

荒屋II遺跡
あらやIIいせき

[現在地名]安代町 荒屋 高畑

安比あつぴ川によって形成された高位段丘面の標高約三三〇メートルの南端にあり、昭和五三年(一九七八)・翌五四年に東北自動車道建設のため調査され、竪穴住居跡三棟・住居跡状遺構一棟・土壙一二基・落し穴状遺構三三基が検出された。縄文時代中期前葉・末葉であるが、落し穴状遺構の下限時期は不明。竪穴住居跡はいずれも楕円形である。三棟とも二―五期にわたる柱穴配置を示している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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