荷重倍数(読み)かじゅうばいすう(その他表記)load factor

翻訳|load factor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「荷重倍数」の意味・わかりやすい解説

荷重倍数
かじゅうばいすう
load factor

航空機が飛行中に受ける空気力を水平定常飛行時の荷重,すなわちその機体重量で割った値をいう。具体的には航空機が操縦操作や突風などで飛行中に受ける力が,その航空機の重量の何倍であるかを表し,水平飛行の場合は+1となる。運用荷重倍数,制限荷重倍数,突風荷重倍数などは飛行機運動規定する重要な数値で,日本の民間機に関する規定では,たとえば普通の飛行機では運動荷重倍数が上向きに+3.8,下向きに-1.42,ヘリコプタでは上向きに+3.5,下向きに-1.0のように定められている。

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