日本歴史地名大系 「荻神社」の解説 荻神社おぎじんじや 大分県:直入郡荻町宮園村荻神社[現在地名]荻町新藤 宮園「豊後国志」に荻嶽明神祠とあり、「在柏原郷蒔迫村、荻嶽東南、今曰祭阿蘇神武磐竜命」とある。明治四年(一八七一)の版籍奉還以前のものと思われる直入郡入田郷柏原郷大小神社書上帳案(荻町史)によると、葎原(むぐらばる)一七ヵ村の鎮守で、旧称を荻宮大明神といい、祭神は武磐竜命(健磐竜命)で、文武天皇の大宝元年(七〇一)に上荻嶽の頂に肥後国阿蘇神・武磐竜命を祀ったが、いつの頃か現在地に遷座し荻嶽の地名をもって荻ノ社と称し、降霜の災いを除くため村民が常に崇敬するようになったとある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by