日本歴史地名大系 「莇原村」の解説 莇原村あぞうばらむら 広島県:御調郡久井町莇原村[現在地名]久井町莇原吉田(よしだ)村の北西にある御調郡北端の村。「阿佐宇原」とも書く。芦田(あしだ)川の支流御調川(久井川)の水源の一つが当村の屹立(きつりつ)山にある。北の高浦(たかうら)山(六三八・一メートル)山麓に広がる谷は西に開け、世羅郡田打(とうち)村(現世羅町)に接する。北の国久奥(くにひさおく)山(五五一・一メートル)の南麓から高浦山にかけて荒田(あれだ)古墳・大草田(おおぞうた)古墳・三塚(みつづか)古墳(二基)・幸屋峠(こうやだお)古墳(二基)、高浦山南麓にしりくべ古墳・中谷(なかたに)古墳(二基)・塚(つか)ン口(ぐち)古墳(四基)などの横穴式石室をもつ後期古墳がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報