莇岡村(読み)あざみおかむら

日本歴史地名大系 「莇岡村」の解説

莇岡村
あざみおかむら

[現在地名]木造町越水こしみず

屏風山びようぶさん砂丘東南部末端に位置する。北東越水村田圃を隔てて東に盛照せいしよう村、東南に広岡ひろおか村、西にはうなり沼となが沼がある。

貞享元年(一六八四)の郷帳に村名がみえ、同四年の検地帳によれば、田畑屋敷合せて一〇町九畝一二歩、村高五四・八七七石とある。うち田方は七町三反二畝二一歩で四八・二〇九石、中田がなく上・下・下々田と設定され、下田が五町三反一畝五歩、三七・一八二石とあり、畑方は二町七反六畝二一歩で六・六六八石、上畑がなく中・下・下々畑で、下・下々畑が二町四反余を占め、うち下畑が一町三反三畝二四歩、四・〇一四石とある。このほかに開発可能な田畑地が支村の広岡村を含めて八七町七反五畝二〇歩あった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android