莵玖波集(読み)つくばしゅう

旺文社日本史事典 三訂版 「莵玖波集」の解説

莵玖波集
つくばしゅう

南北朝時代,わが国最初の准勅撰連歌
1356年成立。翌年勅撰に準ぜられた。20巻。2190句。二条良基らの撰。古来からの連歌が集められ,その変遷がわかる。作者は天皇以下武家・庶民まで広範囲にわたる。この集の撰出により連歌は和歌から独立し,独自の文学としての位置を占めるようになった。

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む