莵玖波集(読み)つくばしゅう

旺文社日本史事典 三訂版 「莵玖波集」の解説

莵玖波集
つくばしゅう

南北朝時代,わが国最初の准勅撰連歌
1356年成立。翌年勅撰に準ぜられた。20巻。2190句。二条良基らの撰。古来からの連歌が集められ,その変遷がわかる。作者は天皇以下武家・庶民まで広範囲にわたる。この集の撰出により連歌は和歌から独立し,独自の文学としての位置を占めるようになった。

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