菅原神社台地上遺跡
すがわらじんじやだいちうえいせき
[現在地名]板橋区成増五丁目
武蔵野台地の北東、新河岸川支流の白子川と百々女木川(百々向川とも記し、現在は暗渠)との合流点の下流でこいど川(現在は暗渠)が流れ込む地点にある遺跡。西を百々女木川、北を白子川、東をこいど川に囲まれた南から北へ延びる標高約二九メートルの独立台地の先端部に位置する。平成五年(一九九三)都営住宅の建替えに先立って本格調査が行われた。その結果、弥生時代後期の住居跡二二一軒・掘立柱建物跡八棟が発見されたほか、土器・石器・ガラス小玉などが出土し、この時期では都内最大級の集落跡である。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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