成増村(読み)なりますむら

日本歴史地名大系 「成増村」の解説

成増村
なりますむら

[現在地名]板橋区成増一―五丁目・赤塚あかつか四丁目・三園みその一丁目・新河岸しんがし三丁目

赤塚村の西に位置し、村の南を川越街道東西に通る。北方には荒川に至るまで入会地徳丸とくまる原の湿地が広がる。中世の赤塚郷石成いしなり村の地とみられ、正保四年(一六四七)の「申之御検地之内書出」(岸本家文書)には石成村とみえる。江戸初期は赤塚村に含まれ、同村からの分村の経緯は下赤塚村と同じとみられるが、「風土記稿」は明暦三年(一六五七)赤塚村の一部が旗本大屋権八に与えられ、成増村として分村したとする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android