菊屋新助墓(読み)きくやしんすけのはか

日本歴史地名大系 「菊屋新助墓」の解説

菊屋新助墓
きくやしんすけのはか

円福寺境内にある。新助は安永二年(一七七三)野間のま小部おべ(現越智郡波方町)に生れ、松山に移って綿織物製造に従事し、菊屋と称した。京都から絹織物用の花機を導入し、改良して高機とよぶ綿織用をつくり、伊予結城の品質向上を図った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android