( 1 )[ 一 ]は、はじめ「華烏賢歇乙度(ハウヘンヘイド)ノ験冷熱器(タルモメートル)」〔遠西医方名物考(一八二二)〕と訳されていた。中国の音訳語で、おそらく明代末期、清代初期のイエズス会士らの漢訳西書の用語だと推測される。
( 2 )日本では挙例の「舎密開宗」に初めて用いられ、幕末に列氏、摂氏との併用もあったが、その後次第に華氏へ移り一般化したと思われる。なお、戦後のメートル法の普及で、今は摂氏がふつうに使用される。
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